がん保険マンモスTOP ＞ 知っておきたい4つのポイント
2人に1人がかかり、死因第1位！
不治の病“がん”も治せる時代へ
がんとは、普通の細胞から発生した異常な細胞のかたまりです。がん細胞は正常な細胞の遺伝子に傷が付くことで発生し、通常通り修復されない、異常な増殖をする、などの異常の積み重ねにより完成します。
がんは一生涯のうちに2人に1人がかかり、30年近く日本人の死因第1位（約30% ※）になるなど、日本人にとっては身近な病気です。
※厚生労働省「人口動態統計」
以前は不治の病と言われていたがんですが、一生涯のうちにがんで亡くなる方は男性で4人に1人、女性で6人に1人と、かかる率に比べて低くなっています。
国立がん研究センターの「最新がん統計」によると、1年間で新たにがんにかかる率が増加傾向にあるのに対し、がんで亡くなる率は緩やかに減少傾向にあるなど、医療の進歩に比例してがんは治せる病気へと変わりつつあります。
平均治療費は約100万円！
切っても切れない“がん”と“資金リスク”！？
生命保険会社アフラック（アメリカンファミリー生命保険会社）が2004年に実施した調査によると、がんの治療にかかった自己負担額は平均91万5973円にも及びます。
約100万円という金額とは、一般家庭では資金計画を立てて事前に準備する金額です。医療費のように突然必要になる金額としては、家計へのインパクトは大きいと言えます。 また、平均の治療費は約100万円ですが、再発や転移を繰り返し、数年間抗がん剤治療や服薬を続けることになれば、治療費の総額が数百万円になることも珍しくありません。
長期化・高額化することが少なくないがん治療において、治療費などの資金リスクは切っても切れない関係となっています。
こういった資金リスクに対し、民間の生命保険などで備えることはとても有効な手段の一つです。また、「高額療養費制度」などの公的な制度も非常に有効なものが多いので、しっかりと理解をした上で上手に活用をしていきたいものです。
がん治癒のカギは早期発見！
病期（ステージ）とがんの「5年生存率」の関係とは？？
多くのがんは、治療から5年経過後にそのがんを原因として無くなる方がほとんどいないことから、再発や転移が5年見つからなければ治ったとみなされています。
（乳がんの目安は10年など一部異なる基準もあります。）
ステージIで治療を受けた人の5年生存率が90%を超えるのに対し、ステージIVの5年生存率は16%と、病期（症状）が進行するほど「5年生存率」は下がります。
“がん治癒のカギ” は “早期発見” であり、がんの早期発見のために国を挙げて推奨されているのががん検診です。
あまり知られていないことですが、自治体などが実施するがん検診は無料や数百円の自己負担で受けられるものがほとんどなので、有効に活用して下さい。
入院の短期化と通院の増加
進化し続けるがん治療！
がんにはさまざまな治療法がありますが、「手術（外科）療法」、「放射線療法」、「化学（薬物）療法」の3つが代表的になっており、3大療法と呼ばれています。
※3大療法を組み合わせた「集学的療法」が行われることも増えています。
| 治療法 | 例 | |
|---|---|---|
| 「手術（外科）療法」 | がんを切除することで治療する「局所療法」。 | 開腹・開胸手術、内視鏡手術、体腔（腹腔・胸腔）鏡手術など。 |
| 「放射線療法」 | 放射線を照射することで治療する「局所療法」。 | 電磁波（X線・γ線）、粒子線（電子、陽子、中性子）など。 |
| 「化学（薬物）療法」 | 薬を使って治療する「全身療法」。 | 抗がん剤、分子標的薬、ホルモン剤など。 |
年々新しい治療法が増える中で、患者の肉体的負担が軽減される治療法が増えてきており、がん治療による入院は年々短期化の傾向にあります。
※悪性新生物全体の1回の平均入院期間は約24日。
一方で、医療技術の進歩により放射線療法や化学療法には通院で行える治療も増えきており、患者数の割合における通院（外来）の占める割合が多くなっています。
日々進化するがん治療において、治療法の正解は必ずしも一つではないこともあります。そのため、がんに関する情報サービスやセカンドオピニオン※をもとに、ご自身が納得のできる病院や治療法を見つけることも重要です。
※セカンドオピニオンとは 診断や治療方法について、主治医以外の医師の意見を聞くこと
